ブラジルの国際的観光都市 、リオデジャネイロにて、東京ブランドをアピールする取り組みが行われました。今回は、観光地としての東京の魅力を伝えるトークショーやPR展示の様子をレポートします。
8月19日(金)。観光地としての東京の魅力を伝えるイベント「TOKYO DAY」のプログラムのひとつとして、トークショーが行われました。開催地は、リオデジャネイロ市内のカルチャーセンター「Cidade das Artes(シダージ・ダス・アルテス)」を利用して設置されたジャパンハウス。会場には、現地の方も多く集まり、まだまだ知られていない東京の魅力を発信しました。「TOHOKU&TOKYO in RIO」と題して披露された東北の郷土芸能「鬼剣舞 (おにけんばい)」「じゃんがら念仏踊り」、東京都指定無形文化財「江戸鳶木遣り(えどとびきやり)」などのパフォーマンスがステージを温め、来場者の多くが足を止める中でトークショーがスタートしました。
なかでも盛り上がりをみせたのは、「FOOD・WATER・CULTURE」の3つの切り口で東京の魅力を掘り下げるクロストークのコーナー。ブラジルと日本の4名のゲストが登壇しました。ブラジルからは、クロストークのMCとしてテレビやイベントなどで日本文化の発信を行う日系ブラジル人俳優のケンジ・ヤマイさん、日系人タレントとして活躍するサブリナ・サトウさん、旅行会社にてブラジルから日本への旅行促進を行うマルセル・家入さん。そして日本からは東京観光財団の担当者が参加。それぞれの国の視点から、東京の魅力を掘り下げていきました。
「FOOD・WATER・CULTURE」の3つの切り口で話が展開される中、ブラジルのゲストから意外な反応があったのが「WATER」。
「東京は水の都。大都会と高層ビルを想像する人が多いですが、東京には海も川もある。隅田川では屋形船で食事をしながらカラオケを楽しめる。そして川をたどれば滝もあってラフティングも出来る。東京の水はとても綺麗で、水道水も飲むことが出来る」と語るのは、東京に住んでいた経験を持つMCのケンジ・ヤマイさん。
日本へ観光したことのあるサブリナ・サトウさんも、東京の水の魅力に惹かれたという。
東京の街に流れる水の清潔さ、大都市の中で楽しめる海や川でのアクティブな体験。世界に自信をもってアピールできる「WATER」の魅力の素晴らしさ改めて感じる場面でした。
8月19日(金)から9月7日(水)までは、リオデジャネイロ市内の中心地にある文化施設「Paço Imperial(パソ・インペリアル)」にて、東京観光の魅力を伝えるPR展示を実施。
観光地としての東京を発信するPR展示の他、日本の文化を伝えるイベントも行われていました。ひとつの場所に東京の様々な魅力が集結し、会場は大きな賑わいに包まれていました。
トークショーが行われた「TOKYO DAY」など、様々なイベントを通して、現地の方や現地を訪れた方々に東京ブランドの認知を高めるとともに、旅行地としての東京の魅力を伝える機会となりました。