金魚が伝える、
江戸の歴史と古き良き東京の魅力

すみだ水族館は7月1日から9月30日まで、すみだ水族館を中心に展開する東京ブランド推進プロジェクト「金魚&TOKYO-金魚をテーマにした新ゾーンの開発およびイベントの開催」の一環として、「お江戸の金魚ワンダーランド」を開催しました。

金魚は、その美しさや愛くるしさから世界的に注目度が高まる一方で、国内では身近な生きものとして当たり前の存在となっており、東京を象徴する存在として紹介される機会は多くありませんでした。
すみだ水族館は、江戸時代の下町文化が残る墨田区にある唯一の水族館として、金魚を取り巻く文化や歴史を取り入れた展示活動や出張水族館プロジェクトを進め、東京の金魚の魅力を伝えてきました。
本イベント開催に合わせて同館では「江戸リウム」ゾーンをリニューアル。合計31個、全長100メートルにも及ぶ水槽群では色も形もさまざまな23品種の金魚たち約1000匹が鮮やかに漂い、江戸の風情を涼しげに伝えます。他にも、金魚のルーツと進化をわかりやすく学習できる「金魚のヒミツ」展示や「金魚カクテル」、「金魚ソフトクリーム」などの期間限定メニュー、金魚検定やオリジナル金魚Tシャツの作成といった体験プログラムなど、館内すべてが金魚一色に染められました。

すみだ水族館は、「今回、東京ブランドとしてイベントを開催することで、金魚が東京を象徴し、ブランドを体現するいきものだということが、多くの方に直感的に伝わったと感じます。金魚が時代を越えて愛され、東京の歴史とともに歩んできた存在であると改めて実感しました。今後も、出張水族館などで培った、地域の方々とのコミュニティ・ネットワークを通じ、より広く金魚&TOKYOを伝えていきたいですね」とコメント。日本のみならず、全世界から集まった来館者たちに、金魚の魅力と東京ブランドを強く訴求できた催しとなりました。