蜷川実花

蜷川実花の考える東京の魅力

東京で生まれて東京で育ち、今も東京で生活をしていますが、それでも別の都市や海外から帰ってくると、やっぱり東京は面白いですね。

変化のスピードが物凄く早く、町並みもどんどん変わっていくのに、ちょっと路地に入ると昔の雰囲気が残っていて、洗練されているのに猥雑な雰囲気が好き。

東京では、ファッションやタレントといった憧れの対象も次々と変化していきますし、欲望に対してストレートで、渋谷の交差点はそうしたものが渦巻く谷底のようにも見えます。このようにある意味では戦場のような場所だからこその刹那的な魅力も感じます。

変化する欲望の中で一番面白いところを目指すために戦う、ハラハラするけど刺激的な都市、というのが私のイメージする東京。

人と人との距離もベタベタすることはなく、でも決してギスギスではなく、近寄れば案外みんな優しい。欲望に忠実だし、みんな物凄く頑張って生きているのに、大して頑張ってないよ、なんてクールぶってる人たちが多いのもいいですよね。

COMFORT

蜷川実花にながわみか

写真家、映画監督。木村伊兵衛写真賞ほか受賞。映像作品も多く手がける。
07年、初監督映画『さくらん』公開。
08年「蜷川実花展」が全国の美術館を巡回し、のべ18万人動員。
10年、Rizzoli N.Y.から写真集を出版、世界各国で話題となる。
12年、監督映画『ヘルタースケルター』公開、22億円の興行収入を記録。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事就任。
Official Site http://ninamika.com
Instagram https://www.instagram.com/ninagawamika

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