桑田真澄

桑田真澄が考える東京の魅力

18歳で上京して最初に驚かされたのは、ビルの間をすり抜けるように走っている高速道路と、東京中に張り巡らされた鉄道網でした。アメリカやヨーロッパでも、ここまで見事なものはないんじゃないでしょうか。

それだけ都市化が進んでいながら、公園が意外に多いのも東京の魅力です。選手時代は、試合に負けたとき屈辱感がいっぱいで、まっすぐ帰宅するのがイヤで公園に寄り、ぼーっと月を見たりすることもよくありました。

ただ、最近は安全のためでしょうけど、キャッチボールすら禁止になっているところが多いのは残念です。僕らが子どもの頃は、公園で野球をするのが当たり前でした。野球人としては、気軽に野球のできる場所をもっと増やして欲しいと思います。

アメリカでは、競技場やスタジアムなど、その町に調和したものが作られていて、それにはとても感動しました。東京なら、例えば、外野から高層ビルが立ち並ぶ風景が楽しめる球場を作ってみるのもいいかもしれません。「あそこでプレイしてみたい」と思わせるスタジアムを作ることで、競技人口も増えていくと思います。

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桑田真澄くわたますみ

大阪府出身、1968年生れ。高校野球の名門校PL学園で、1年からエースとして活躍。チームメイトとともに甲子園5季連続出場(優勝2回、準優勝2回)。甲子園通算20勝(戦後歴代1位)、甲子園本塁打6本(戦後歴代2位タイ)。1986年 ドラフト1位で読売巨人軍入団。2006年 米大リーグ挑戦のため 21 年間在籍した巨人軍を退団。通算173勝。沢村賞、最優秀選手、ベストナイン、最優秀防御率、最多奪三振などのタイトルを獲得。2007年 ピッツバーグ・パイレーツでメジャー初登板。翌2008年3月に現役を引退。2010年 早稲田大大学院スポーツ科学研究科修士課程修了。2011年 現役中から少年野球チーム「麻生ジャイアンツ」を主宰し自らも指導を行なっていたが、特定非営利活動法人アミーチ・デル・クオーレを立ち上げ、主に子どもたちの野球の育成、新しい時代にあった合理的な指導法の普及などに努める。

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