三浦展

三浦展の考える東京の魅力

東京の魅力は、洋服や雑貨、音楽など、世界中のあらゆる分野から、厳選された面白いものや珍しいものが新旧問わず集まっている、世界のセレクトショップとも言えるところです。こんな都市はほかにありません。

海外の方にも魅力的な日本発信のものとなると、路地や横丁が多いことや、そうしたところにある大衆食で、そこそこの値段で美味しいものが食べられるところなどもいいですね。先日もうなぎ屋に入ったら韓国人のお客さんがいましたし、吉祥寺のハモニカ横丁にも外国人の方が多く訪れています。東京オリンピックを契機に再開発をすすめる際は、路地や横丁を壊すことなく、活かす方向を考えるべきです。でなければ東京に住んでいる人にとっても、訪れる外国人にとってもつまらなくなってしまいます。

また、東京は古くからの景勝地が残されています。近代的な都市でこんなにも自然の風景があるところは珍しい。例えばパリの町中に滝があるなんて考えられないですからね。

EXCITING

三浦展みうらあつし

消費社会、家族、若者、階層、都市などの研究を踏まえ、新しい時代を予測し、社会デザインを提案している。著書に、80万部のベストセラー『下流社会』のほか、『第四の消費 つながりを生み出す社会』『格差固定 下流社会10年後の実態』『東京は郊外から消えていく!』『「家族」と「幸福」の戦後史』『ファスト風土化する日本』『昭和「娯楽の殿堂」の時代』など多数。

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